クマムシ

ーこの絵の印象ー

クマムシの体長は、50㎛~1.7㎜程度と、とても小さい。また、名前に「ムシ」とついているけれど一般的に「虫」といわれている生きものとはまったく異なる生きものだ。
Learn more about クマムシ😊(Wikipediaにリンク)
クマムシはこんな小さいのに、絶対零度や150℃を超える高温、真空等の過酷な環境にも耐えられるすごいやつ!
本作に描かれたクマムシのがっしりとたくましい脚や、地面をえぐるような鋭い爪からは、人間やその他の生きものが到底生きられないような環境でも命を絶やさない「クマムシ」としての貪欲な生命力が伝わってくる。
また、その眼差しからはどんな気持ちも読み取れず、”何を考えて「クマムシ」は生きているのかな” ”(クマムシは虫ではないけど)虫って何のために生きているのかな” ”生きることに目的なんてあるのかな”などなど、自然とたくさんの疑問を運んでくれる。

ーお散歩ー

生きることだけを考えて生きている佇まい
いや、何も考えるなんてことはなく、ただただ本能が導くままに機械のように生きている
そう思わせる空虚な目
クマムシにとっての生きることってどんなことだろう
虫や、魚、犬、猫、人間、生きものにとっての生きることってなんだろう

wing

ーこの絵の印象ー

柔らかそうで清廉な羽や瞬く星々が、流れるタッチの線とともに表現され、神秘的な雰囲気を醸し出している。
実物は、ハガキくらいの小さな絵だけれど、時間・空間ともに壮大な広がりを感じる作品。

ーお散歩ー

この人の優しい瞳の先には、何があるのだろう。
この人の耳は、とても大きくてどんなことでも聴いてくれて、受け入れてくれそうに見える。
だけど、凛とした姿勢からは、この人からもたらされるのは抱擁ではなくて優しいまなざしだけなんだろうな、とも思う。
そっと背中を押してもらった後は、それぞれでやっていくしかないね。

メンダコ

夢中で集めたカケラは、ここに来るまでにほとんど落としてしまった。でも、知らない間にいちばんきれいなカケラが私の一部になってくれていたみたい。

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